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ビショップ・ミュージアム
2006年10月22日(日) 天気:晴れ

午前中はビショップ・ミュージアムへ。
ビショップ・ミュージアム_c0022718_2324728.jpg

ハワイ民族文化の資料が充実したハワイ州最大の博物館。

ビショップさん(出自は忘れたが白人)が、奥さん(バニースさん・ハワイ王族出身)を
若くして亡くして、だけれども自分はハワイの為に、奥さんの為に何かしたいと思って
建てた博物館である。

有名な「カメハメハ王」。カメハメハとは「孤独の人」という意味なのだそう。
カメハメハⅠ世(KAMEHAMEHA the GREAT)が生まれた時、予言者が
「この赤ん坊は将来大きな力を持つ」といった。
このまま普通に育てたら大変なことになると思った両親は、この子を隠して育てた。
生まれた時は別の名前がついていたが、後に「カメハメハ」と呼ばれるようになった。
カメハメハは、大きくなったら本当に力を発揮し、ハワイ8島を統一した。

Ⅱ世はその息子、Ⅲ世はそのおじさん、Ⅳ世は幼い息子を病気で亡くし大そう悲しみ、
大きな病院を建てた人、Ⅴ世はバニース(後のビショップさんの奥さん)にふられ、
一生独身を通し「bachelor king」と呼ばれた人。
独身の王様や、子供がいない王様が多く、息子が王位を継いだというのはⅡ世だけ。
ある時代以降は民間から王様が選ばれることになる。(名前忘れてメモがブランク・・・。)
カラカーウア王は、明治時代に、自ら船に乗って明治天皇に会いにきたハワイの王様。
そのカラカウーア王の妹・リリウオカラニ女王は「アロハオエ」の作曲者。

なーんて、展示物を見ただけで記憶に残る訳がない!(笑)

無料の日本語ガイドさんがいるのだ。私たちを担当してくれたのは、
ボランティアの日系人のおばあちゃん。とっても親切で、話も聞きやすくて、
ビショップ・ミュージアムに来てよかった、と本当に思えるガイドさんでした。

何より、このおばあちゃんの人生の話が映画みたいで凄かった。
沖縄出身の移民1世だそうだが、ハワイにやってきたいきさつはお見合い結婚。
25歳のときに結婚しただんなさんはハワイの日系2世。だんなさんのいとこと同級生だったのが縁でのお見合い。だんなさんのお父さんが移民1世。お父さんはハワイと日本(沖縄)で貿易を営んでいて、年に何度もハワイと沖縄を行き来していた。だんなさんは出会って1週間で、彼だけ先にハワイに帰ってしまい、彼のお父さんと1ヵ月後にハワイに渡った。1966年(それが nineteensixtysix だから40年前の話ね、ってたまに英語が混ざる。25歳にハワイにきて40年、日本語も時々カタコトになる。)というから沖縄返還前のことだそうだ。
彼は日本語はカタコトというから、その彼と結婚するために一人でハワイに行くなんて、当時どれほどのことだったのだろうか???度胸ある、では済まされない気がするのだが。。。
このおばあちゃんのお母さんという人が、さらに進んだ考えの人で、
「ダメだったら帰ってくればいい」
「ユーの部屋は取っておくから」
「ミーは先に死ぬから、ユーは自分のことを考えなさい」
と背中を押してくれたのだそうだ。
私の言葉で書くと、あの凄さが表せない・・・。


なーんて、ハワイの歴史とともに、おばあちゃんのプライベートな話、はたまた現在のハワイの政治(日系人の議員がいるのよなど簡単な話)などについても話を聞かせてもらいました。
by pipina_tuc | 2006-11-14 23:12 | 2006ハワイ旅行日記
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