横浜美術館でやっている「ポンペイ展」に行ってきました。
西暦79年にイタリア南部のヴェスヴィオ山が大噴火し、 近郊のポンペイやエルコラーノといった街は、一昼夜にして 火山灰に埋もれてしまいました。 18世紀に発掘作業が行われるようになり、ローマ帝国の繁栄した時代の 生活、産業、文化の様子が明らかになるようになりました。 ポンペイの遺跡といえば、石膏の人型の印象が強かったので、 そういう「一瞬にして埋もれた壮絶さ」的なものが展示されているのかと思いこんでいたのですが、 実際は、当時の文明がいかに発展していたかを目の当たりにしてきました。 カラフルに着色されたフレスコ画、生活用度品(食器など)、産業(農具など)、 文化(娯楽:剣闘士の装飾品、楽器など)といったものがテーマごとに展示されていました。 2000年前に、現代(近現代?)と同じような道具を使って生活していたことがわかりました。 恐るべし、ローマ帝国。 ベルトのバックルは金属製で、今の私たちが使っているものと全く同じです。 錆びていなければ、そのまま使えそうです。 食器は、銀食器もあれば、ガラス製品もあり、これもちょっとした”アンティーク”といった感じで ノミの市とかで並んでいそうな、馴染みのある形状でした。 一番驚いたのは、お風呂! 大理石の浴槽と、それにくっついた給湯システム! うまく説明できないのですが、タンクが2つあって、それを複数のパイプが結んでいます。 一方でお湯を沸かし、熱湯のパイプと冷水のパイプをうまい具合に用いて、 適温のお湯を浴槽に入れるのです。 また、お湯がぬるくならないよう、追い炊きもできるんです。 すごいです。
by pipina_tuc
| 2010-05-30 22:09
| 外出日記
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平和の旗を掲げよう!
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