「発火点」 真保裕一 著 (講談社文庫)
今までの新保裕一作品とちょっと印象が違いました。 父親を殺された青年の一人称で語られ、その主人公の心の動きを中心にして ストーリーを形づくっている。 主人公は被害者意識の塊で、何でも人のせいにして逃げてばかり。 そんな自分に嫌悪を抱いてはいるのだが、なかなか抜け出せない。 途中まで、主人公のダメダメ加減に読んでる方も気分が暗くなりました。 ところが後半、彼は俄然成長する。目を見張るほど一気に大人になる。 そして、エピローグ。まさかのオチでした!(><) 「君」が誰を指すのか読者に考えさせるなんてニクイね~。 父の事件についても結局は事実関係は明らかにされず、 主人公の想像の結論でしかなかったものね~。 そうはいっても、さわやかなラストで心地よかったです。
by pipina_tuc
| 2006-05-27 12:07
| 本日記
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